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誕生秘話

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ジョージ・ルーカスの回想

ジョージ・ルーカス

ジョージ・ルーカスがこの映画を思いついたのはヒッピー文化が台頭を始めた1960年代でした。高校時代から車の整備の手伝いをし、レースに興じていたルーカスにとって「クルマ=命」だったといいます。映画のストーリー同様、ナイトクルージングをして女の子に声をかけたりする、そんな彼の青春時代の思い出を記録したいと思ったのがはじまりでした。

そしてその後泥沼化するベトナム戦争や、ビートルズをはじめとしたイギリスから進出して来たロックにより次第に無垢な時代から移り行くアメリカの姿と、高校を卒業して社会へ巣立つ若者像をオーバーラップさせ、ひとつの時代の終わりを描く事が狙いでした。テーマは『change』

ルーカスはグロリア・カッツとウィラード・ハイクに「ロックン・ロールの映画を撮るから」と、脚本の依頼をします。

ストーリーラインやキャラクター設定などは、当時の友人、身の回りで起きたエピソードなどが盛り込まれたものでした。しかし、この企画を受け入れてくれる映画会社が見つからないまま1年が過ぎました。

当時ルーカスはワーナー・ブラザーズに嫌悪されていました。処女作『THX 1138(THX-1138)』(1971)が出展されていたカンヌ映画祭への渡航費すら出資して貰えず、ユナイテッド・アーティスツの社長に交渉すべく自腹でカンヌへ乗り込んだそうです。

グロリア・カッツとウィラード・ハイク

結果、1万ドルの脚本料を得、ようやく始動のはずが、当のカッツがすでに他の作品への執筆をしていて脚本をまとめあげられない状態でした。急遽他人に代行を頼みましたが使い物にならず、結局ルーカス自ら3週間かけて書き上げたといいます。

しかし、ストーリー性の無い音楽の寄せ集めというだけといった印象のこの脚本に、会社側からの回答は「使い物にならない」。いよいよ資金繰りに困ったルーカスは更に1年間奔走する事となります。

ルーカスとコッポラ

最終的にユニバーサル映画に拾われる事となりますが、いわゆるビッグネームを立てるよう要請されます。人気俳優が使えないのなら製作者か何かを有名人にしろというものです。

そしてルーカスは『THX 1138』の製作総指揮を担当した、『ゴッドファーザー(The Godfather)』(1972)完成直後のフランシス・フォード・コッポラに助けを求めます。コッポラは直感で良い作品になるだろうと製作を快諾。もちろんユニバーサルも即、契約を結ぶ運びとなり、ようやく準備に取り掛かる事となります。企画から2年を経てカッツとヒュイックに再び声がかかり、あの素晴らしい脚本ができあがりました。後にルーカスは「自分の経験を美化している」とも語っています。

参考

英文サイト
George Lucas Interview -- Academy of Achievement
Google books
George Lucas:interviews(プレビュー可)

George Lucas(プレビュー可)

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Last-modified: 2012-01-06 (金) 22:37:31